はじめまして!
株式会社アドグローブ ソリューション事業部の近藤(和)です。
今回は新卒メンバーがプロジェクトに参画した際にプロジェクトマネージャー(以下PM)として意識していることを書かせていただきます。
個人的な見解が多く含まれておりますが、ご参考になりましたら幸いです。
相談しやすい雰囲気づくりを行う
"話しかけづらい人"と思われないように、相談しやすい雰囲気づくりを心がけています。
具体的には以下のようなことを行っています。
- ミーティングの前後で雑談をする
- 会話する際は表情を柔らかくする
- 感情的に怒らないようにする
- チャットなどコミュニケーションツールはすぐに返事をする
作業の目的や目標を伝える
作業を依頼する際には手順だけを伝えるのではなく、目的や目標を伝えるようにしています。
手順だけを伝えた場合、「手順自体が間違っていて目的と異なることを行っている」状態に気づくことができません。また、目的や目標を伝えることによって作業依頼者が想定している手順より良い解決策が思いつくかもしれません。
目的や目標を理解した上で問題解決ができるように促しています。
「悪い報告は早ければ早いほど嬉しい」と伝える
人間誰しも失敗やミスなどの悪い報告をすることは気が引けるものです。しかしプロジェクトとしては作業遅延や予期せぬ出来事は早く知っておいたほうが対策が取りやすいです。
新卒メンバーには「悪い報告は早ければ早いほど嬉しい」と伝えます。
悪い報告をしてくれた際には、感情的に怒らないように気をつけています。悪い報告を行うと非難される体質のプロジェクトの場合、メンバーが悪いことやミスを隠してしまうかもしれません。
作業手順を一緒に整理する
開発を行う際に、タスクを細かく分解して少しずつ動くものを作り上げていくと開発をスムーズに進めることができます。
おそらく中堅エンジニアは自然に実施していることだと思いますが、新卒メンバーにもタスク分解が習慣となるように指導します。
新卒メンバーに作業を依頼する際は、最初のうちはタスクの細分化を一緒に行うのが良いと思います。
タスクを細分化することによって小さな目標が設定され目指すべき方向がブレにくくなります。
目に見えるアウトプットを出してもらう
新卒メンバーの進捗を確認する際に、口頭や文章での報告だけではなく、作成したプログラムや実際に動作する画面を見せてもらいながら確認を行います。
口頭や文章での報告だけの場合、PMが想定している進捗状況と実態にギャップが生まれやすいです。
新卒メンバーの「順調です」という報告を鵜呑みにせず、実態を把握したほうが良いです。
素早くアウトプットを出せるエンジニアは信頼を得やすいと思うので、若いうちに習慣化するように促します。
リアクションする
何かを行った際にフィードバックがあるとやる気に繋がります。
私は以下の様なことを意識しています。
- 話を聞くときは作業の手を止め、"話を聞く体制"を作る
- 「ありがとう」など感謝の言葉を素直に伝える
- 期待以上の働きをしてくれた際はきちんと褒める
- 指摘する際は良かったことと悪かったことを伝える
- 悪かったことを指摘する際は、なぜそれを行ったか聞いてから指摘する
まとめ
新卒1年目は働き方を身につける期間だと私は捉えています。
一人前のメンバーとして扱うことはまだまだ難しいと思います。
極端な話ですが、
1人分未満の働きというより他メンバーの稼働を使って教育をしている状態
だと考えています。
まずは働き方を覚えてもらうようなアプローチを行い、徐々に補助輪を外していきます。
こちらの記事で書かせていただいたようなことが自分でできる状態になるようにコミュニケーションを取っていきます。
今後PMをされる方や新卒社員と働かれる方に、こちらの記事が少しでも参考になりましたら幸いです。