「ADGLOBE BLOG」運用3年目の振り返り

こんにちは!アドグローブ広報担当です。
弊社では2022年の1月より社外向けブログ「ADGLOBE BLOG」の公開を開始し、今年で3年目を迎えます。
ブログ運用3年目を迎えたことを機に、改めてこれまでの立ち上げから現在の運用について振り返ってみました。

アドグローブブログを開始した背景

《社内》コミュニケーションの不足

アドグローブではコロナ禍以降リモートワークでの働き方が中心となり、現在も約8割の社員が在宅勤務で業務を行っております。
遠方社員とも仕事や勉強会ができたり、通勤時間が短縮できたりと、リモートワークならではのメリットも増えましたが、オフラインだった頃の環境と比べると業務で関わる社員以外とコミュニケーションを取る機会が限られてきました。

《社外》への情報発信手段の限界

アドグローブの企業情報は主にコーポレートサイトや求人サイトに公開が限定されていました。
そのため、実際にアドグローブで働いているメンバーや、技術情報など、そういった会社内部の情報をリアルタイムで知っていただく機会をご用意できておりませんでした。

社内、社外どちらの方にもアドグローブのことをもっと知ってもらいたい!
当時のアドグローブでは情報発信が不足していると感じ、それらの問題を解決するため
「オウンドメディア」として、社外向けブログの発足を考えました。

オウンドメディアとは

オウンドメディアは、英語で書くと「Owned Media」。文字通り「自社のメディア」という意味で、企業が情報発信するホームページやブログ、SNSアカウントなどを指します。
現代では、SNSや動画サイトなど消費者が時間を費やすメディアは多岐にわたります。 情報発信系のオウンドメディアであれば、定期的な更新により読者をつけ、日常的な接点を産むことが可能になります。
参照:企業ブログは何を発信すべきか?中小企業のオウンドメディア活用術

情報発信系のオウンドメディアであれば、今の読者の需要を考慮した記事や、会社が知ってほしいと思う情報も発信できます。
アドグローブに興味を持った社内・社外の方が検索したときに、「困っていること」「知りたいこと」それに答えるコンテンツを用意することで、疑問点を改善でき、より深くアドグローブのことを知ってもらえると考えました。また、技術的な記事の更新ではユーザーと長い時間をかけて信頼関係を築いていくことも視野に入れています。

オウンドメディアツールの選定

さて、オウンドメディアの発足を考えたはいいもののツールとしては様々なものが考えられます。
そのなかでも、アドグローブの場合は企業ホームページやSNSアカウントなどはすでにあることや、リアルタイムに一定量の情報を発信するためにオウンドメティアの中でも「ブログ」の形で情報発信することが適していると考えました。
そこでまずは同業他社のブログを中心としたオウンドメディアを調査しました。

調査

約100社分のオウンドメディアを調査しました

アドグローブと同じIT・ゲーム関連の企業を中心に調査しましたが、それ以外にも普段聞いたことがある、SNSで見かけるなど広報の活用で世間に広く認知されているであろう企業もいくつか調査しました。

調査の結果は、自社でCMS*1運用している企業5割、はてなブログが3割、残り2割程がその他でした。

自社CMS運用、はてなブログ、では社員のインタビューや、技術記事、会社の制度紹介など、様々な種類の記事が公開されている企業が多く
その他では、採用広報系のブログだとnoteやWantedly 、tech系のブログならzennやQiitaなど…、どのような情報を発信していきたいかで、使っている媒体が分かれているようでした。また企業ブログとtechブログを2つ併用している企業も多くありました。

ブログの選定

調査や、各社サービスにも詳細をお伺いした結果
下記のような点を考慮して、今回は株式会社はてなで展開している法人向けプランの「はてなブログMedia」を利用することにしました。

www.hatena.ne.jp

様々なジャンルの記事を公開したい
社内・社外の人にアドグローブのことを知ってもらうには、人や会社、制度や技術など様々な種類の記事を公開する必要があります。
はてなブログは普段ブログを書かない人でも書きやすいように操作性の点も良く、技術者向けのMarkdown記法なども充実しており、どの形式の記事作成にも対応できます。

コンテンツ制作に専念できる
アドグローブの場合、開発会社ですので社内でCMS構築・運用することも可能です。ですが、その場合別途エンジニアメンバーの工数や、保守運用も必要となります。
今回の目的は「アドグローブを知ってもらうための情報発信」ですので、記事制作だけに注力できるように、その他のことは外部サービスで補えるもので検討しました。

オウンドメディア運用の相談ができ、知識が身につく
立ち上げ時から運用中も、気になったことは、はてなの担当者の方に直接相談に乗ってもらえます。アドグローブには当時広報部がなく、私自身もオウンドメディア運営に関わるのは初めてとなります。手探りの状況のなか、専門知識がある方に直接相談できるのは大変心強かったです。
自社のオウンドメディア運用相談ももちろんですが、GA4やオウンドメディアに関するセミナー受講や資料も展開してもらえるので運用していくうちに徐々に知識を身につけることが出来ます。

技術ブログにも力を入れたい

hatena.blog

はてなブログでは個人ブログはもちろん企業向けの技術ブログページが用意されており、個人法人問わず技術ブログの運用にも力を入れております。
Techブログとしてメインブログとは別にはてなブログを利用している企業も多く、技術者がアウトプットするためのツールとして活用しやすいと考えました。また、はてなの独自メディアからの流入が望めることで、ブックマークやコメントなどの機能で内部・外部とも技術交流が取れるメリットもあります。

運用について

アドグローブブログは現時点で、約165記事掲載しております。掲載タイミングが変わることもありますが、週に1回程度の更新ペースを目指しており、下記のような流れで運用を行っています。

 アドグローブブログの運用フロー 
1 . 社員に「はてなブログアカウント」の作成を依頼
2 . スケジュール調整用の執筆カレンダーを作成
3 . 事業部に執筆メンバーの選定依頼、調整
4 . 決まった執筆メンバーに向けて、ADGLOBE BLOG用の執筆資料などを案内
5 . ブログ掲載後、執筆メンバーと振り返りMTGを実施
6 . 振り返りMTGの内容を踏まえて、執筆資料をブラッシュアップ

この中でも、振り返りMTGでは様々な意見(案内資料でわかりづらかったこと、こんな記事が読んでみたいというリクエスト、この人の記事を参考に書いてみた、など)をいただけるので運営側としてもとても助かっています!
今後も運営方法をブラッシュアップしながら、記事掲載を継続していきたいと思います。

社員からの声

アドグローブブログでは
執筆メンバーと掲載後振り返りMTGを実施、年に一度全社員向けにアンケートを実施させていただき社員の声をいただいております。こちらでは、いただいたご意見・感想の一部内容を抜粋いたします。

  • アウトプットすることで、より深く知識が身についた
  • 普段はチーム内での交流が多いので、他の職種・事業部のことを知る機会ができて良かった
  • 技術的に参考になったので、活用したい
  • 文章の端々にユーモアがあって楽しく読むことができ、息抜きにもなった
  • 他の方の記事を読んでみて、自分もブログを書いてみたくなった
  • これまで知らなかった会社の制度を知れて良かった
  • 選考時に見ていたので、入社後にギャップを感じなくて良かった

その他にも、ブログの制作過程で先輩社員に質問をしたりといった様子も伺えたので、執筆過程においても社員交流のきっかけとなったようです。

さいごに

ADGLOBE BLOGは3年の運用で掲載ペースも安定し、沢山の記事を公開することができました。

※株式会社はてな様にADGLOBE BLOGをはてなブログの活用例として掲載いただきました!

採用サイト・オウンドメディア向けCMS|はてなビジネスブログ

実際に運用を行うと、事業部の枠を超えて興味を持っていただいたり、面接時に選考者の方からブログの感想をいただいたりと、当初考えていた範囲よりも様々な効果が見え、オウンドメディアの重要性を実感しました。

今後も社内・社外の方たちにアドグローブの魅力や、技術力を伝えるオウンドメディア媒体として「ADGLOBE BLOG」の運用に努めたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


アドグローブでは、さまざまなポジションで一緒に働く仲間を募集しています!
詳細については下記からご確認ください。みなさまからのご応募お待ちしております。

採用情報

*1:コンテンツ・マネジメント・システム(コンテンツ管理システム)Web専門知識がない方でも、簡単にホームページの作成・更新・運営ができるシステム