「技術書典」に参加してみた

技術書典とは

ソリューション事業部エンジニアの富澤です。

突然ですが、技術書典というイベントはご存じでしょうか。
techbookfest.org

技術書典(ぎじゅつしょてん)は新しい技術に出会えるお祭りです。

技術書典は「いろんな技術の普及を手伝いたい」という想いではじまりました。技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、そんな技術に関わる人のための場として我々は技術書典を開催しています。
参照:技術書典ヘルプセンター

技術書典はその名の通り「技術書」を対象とした同人誌即売会です。

年に2回イベントが実施され、コロナ禍以前はリアルイベントとして3日間程度会場を貸し切っていたようなのですが、コロナ禍以降ではリアルイベントだけではなくオンライン・オフラインの両方でイベントを開催しているようです。

今回は昨年の11月に開催された技術書典15に有志のメンバーで参加してみましたので、そのとき経験したことについてお話しします。

イベント参加の経緯

技術書典自体は前々から知っていて、実際に会場に足を運んで本を購入したこともありました。
いずれは参加してみたいと考えていましたが実際に行動を起こすことはせず...。

そういった中で、自分が所属しているグループのメンバーにイベント参加を提案する機会があり参加してみることになりました(このあたりはなんやかんやあり最終的には私ともう一人のメンバーの2人での参加となりましたが詳細は割愛します)。

テーマ決め

今回参加を決めて一番難しかったところが「テーマ決め」でした。
最初はwebサービスの開発ハンズオンをテーマに進めていたのですが、メンバーの得意分野の違いなどもありテーマ内容でクオリティを上げることが難しく...
また、やりたいことの違いでモチベーションの維持も課題となりました。

最終的には各自でテーマを持ち寄って一つの書籍にすることにしました。

成果物

これから始める WEB 開発の基本の「キ」

上記が今回のイベントで制作した書籍となります。
書籍と言いつつ今回はオンラインイベントのみの参加のため、PDF販売形式としたため製本はしていません。

タイトルにあるようにwebサービス開発の基本的な知識を学べるような書籍です。

 書籍詳細 第1章「比較して学ぶフロントエンドフレームワーク入門」では、
Vue.js、React、Svelteなどを通して比較からフレームワークのことを学べます。

第2章「ミニマムで始めるAWS開発ハンズオン」では、
AWSの概要説明から、権限設定、ドメインの取得、ネットワーク、WEBサーバー、ロードバランサーを作る、と段階を踏んで初歩から解説しております。

技術レベルとしては初学者向けの内容になっていますので、もし気になる方がいましたらまだ販売していますので購入していただけると嬉しいです。
また、すでに購入していただいた方は本当にありがとうございます(正直売れないことも覚悟していました...)。

制作に関して

「フロントエンド」と「AWS」の2章構成で、ページ数が60ページ程度です。
作り始める段階である程度の物量を出したかったこともあり60~80ページは最低ラインと考え制作しました。
画像を多めに使用しているため文字数的には2万文字程度かと思います(文章だけだとおそらく40ページくらい)。以下は実際に掛かった制作期間や各作業時間などの詳細になります。

 執筆に関しての詳細 ■製作期間
2ヵ月程度

■作業時間
【フロントエンド担当】
技術調査・原稿執筆:30~40時間

【インフラ担当】
技術調査・原稿執筆:50~60時間

原稿を書く上で技術調査であったり、実際に作ったりもしているので2ヶ月で執筆というのはかなりハードなスケジュールでした。

業務後と休日に作業を進めていましたが私の場合は自宅での作業となると中々集中出来なかったこともあり基本的に漫画喫茶で執筆を行っていました(1/3は漫画読んでいました)。
本当は旅館の部屋を借りて引きこもって執筆してみたかったのですが、そんな行動力はありませんでした。


感想

紆余曲折ありましたが書籍を販売するという目的はなんとか達成できました。

また、社内のみならず社外の方にも購入いただけたようなので少しは需要のあることが出来たのかなと安心しました。
ただ、企画した自分自身の動き方がよくなかったせいで色々な方にご迷惑を掛けてしまいました。
今回イベントに参加してみて、改めて計画性や企画を推進する力の大切さなど色々なことを学ぶきっかけになりました。

最後に、一緒に苦しんでくれたメンバー(残念ながら途中不参加となってしまったメンバー含め)と応援してくださった上司にこの場を借りて感謝申し上げます。

みなさんも興味を持っていただけたら、ぜひイベントに参加してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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