初めまして。
株式会社アドグローブ ソリューション事業部の山本です。
2026年1月に、大阪事業部で久々のハッカソンを開催しました。
およそ2年8カ月ぶり4回目、大阪事業部の単独としては初となったハッカソン開催までの軌跡をご紹介したいと思います。
お品書きは以下となります。
開催経緯
さて、まずは今回のハッカソン開催の経緯からお話します。
発端は過去開催のハッカソン同様、非常にカジュアルなスタートでした。
ある日の1on1(ワンオンワン)でのこと...
大阪事業部でハッカソン開催してほしい
御意
全然カジュアルな感じではなかったですね。すみません。
実際はもっとこう「ハッカソンやりたくないすか?」「いいっすねー!!」みたいなノリでした。
技術イベントは、参加者はもちろん、開催した組織にも色々と恩恵をもたらします。
- 参加者同士で技術への知見共有ができたり!
- 開発における様々な過程を経験することができたり!
- 新しい技術に触れる機会を作り出せたり!
特に今回は、大阪事業部単体でのハッカソンの開催ということで、
大阪メンバー間で交流を深めることができた点は、最大のメリットだったと思います。
ハッカソン、いいですね。
また自分事ですが、前職で長らく月に一度のもくもく会(*1)を開催していたこともあり、
アドグローブでも何かイベントやりたいなと考えていた矢先にお声がけいただけたので、久しぶりにイベントを開催できてよい経験となりました。
開催までの流れ
今回は以下のステップで開催までの準備を進めました。
- 開催概要決め
- テーマ決め
- 参加メンバー募集
- キックオフ/事前準備
それぞれのステップでどんなことをしていたのか、簡単にですがご紹介していきます。
1. 開催概要決め
ということで、ハッカソンを開催するぞと意気揚々、早速ハッカソンの概要を決めていくことに。
技術イベントにも様々な開催形式があります。
開催日時は1Day、weekly、もっと長い期間?
参加メンバーの募集要綱をどうするか、募集開始と終了の時期はどうする?
技術的な縛りはあるか?
開発する仕組みのテーマは?
など、そもそもの枠組みを決める必要があります。
この辺りに関しては過去開催分の知見を元に、開催メンバーで相談して決めていきました。
会議は踊る、夢は膨らむ。
色々アイデアは出てきましたが、最終的には過去の開催と同様、
1Dayハッカソンでテーマをもとにチーム開発
という枠組みで開催する運びとなりました。シンプル is ベスト
個人的には一番面白くて楽しいハッカソンの形式と考えています。
日程候補と開催場所、開催時のタイムスケジュールなども、このタイミングで決めました。
また、開催までに必要なタスクの洗い出しと各自の役割分担も決めて、開催の準備を進めていきました。
2. テーマ決め
いくつかの概要や、やることが決まってきたところで、次は今回のハッカソンのテーマ決めを進めました。
まずは今回のハッカソンのテーマをご紹介します。
「社内業務改善ツールを作ろう」
→ ハッカソン後も運用されるようなものを目指す!
アイデアがどんどん湧いてしまいがちなテーマ決めですが、1Dayという制約に収まりきらなくなる可能性を考慮して具体的なテーマに落とし込む方針で決めていくことに。
より具体的なアイデアを出すために、今回は業務管理部の方たちにも協力をしてもらい、
まずは「業務上発生する具体的なお困りごとを解消するツール」のアイデアを、いくつか出してもらいました。
当初は、これらの具体的なツールのアイデアをハッカソン参加メンバーに選択してもらって、
ブラッシュアップやフィジビリティを検討してもらいつつ開発、という流れを考えていました。
ですが、そもそも作るものが決まっているよりも「大枠のテーマだけ残して参加メンバーがアイデアを1から出す方が楽しそうでは?」という観点から、最終的に「社内業務改善」という粗めの粒度をテーマとして採用しました。
テーマは粒度の調整が重要、といういい学びになったのと、
今回のテーマは、結果的にとても面白いハッカソン体験の一助になったと思います。
3. 参加メンバー募集
テーマも決めたので、いよいよ参加メンバーの募集です。
今回のハッカソンでは職能による制限を設けず、大阪事業部に所属するメンバー全員を対象として募集をおこないました。
作ることを楽しむ気持ちに職能は関係ない、ってことですね。
結果、今回は大阪メンバーの精鋭6名が参加することになりました。全員、エンジニアです。
若手からベテランまで幅広いメンバーが集まりました。
応募の際に、携わりたい領域、得意な領域をあらかじめヒアリングすることで、チーム分けの参考にもしました。
余談ですが、ちょうどこの募集の時期が年末に差し掛かっていまして、
忘年会とか忘年会とか忘年会とか、個人的に忙しない時期の中、募集をしていた思い出です🍲
4. キックオフ/事前準備期間
年が明けて通常業務が始まりました。
ハッカソン開催まで残り1週間となったところで、ハッカソンキックオフを実施しました。
キックオフでは、参加メンバーへのテーマ発表、ハッカソン当日までの事前準備の説明、当日の流れと、開発時のレギュレーションなどの共有をおこないました。
また、このタイミングでチーム分けの発表も実施しました。
2チームに分けた今回のハッカソンですが、
先の募集のタイミングで得意領域などをヒアリングしていたので、バランスを考慮できたチーム分けができたと思います。
そしてハッカソン開催までの事前準備期間となります。
実質この期間からハッカソン開始と言っても過言ではなく、準備期間中は、各々のチームで今回のテーマを元にして実際にどんなツールを作るのか、開発環境をどうするか、当日の役割分担をどうするかなど、あれこれ相談をして準備を進めていきました。
ハッカソン当日
そんなこんなで、あっという間にハッカソン当日です。
開催の挨拶をサッと済ませて、早速チームに分かれて開発開始です。
テーマをもとにしつつ、実際に何を作るのかはお互いに秘密にしての開発となりました。
途中両陣営の進捗を確認したり昼食は全員で状況共有をするなど、終始和気藹々とした雰囲気で進行しました。
AI利用
過去に開催したハッカソンと異なる点として、AI活用OKが特筆すべき点の1つとなっています。
開催概要の検討時点でAIを利用する前提を方針に盛り込み、
・コーディングの際のAI利用OK
・利用するAIの制限は無し、複数利用もOK
・コンフィデンシャル情報をプロンプトに用いることはNG
と、利用に関しては比較的自由なルールとしました。
自由であるがゆえに、いかに効率的なプロンプトでAIを活用できるかが今回のハッカソンの進行にダイレクトに影響した印象です。
具体的に印象的だったところですが、自分が参加していたチームでは1日でできるWebアプリの開発を進めていたのですが、設計時に時間がかかりそうだと思っていたポイントが、AIを用いたバイブコーディングによって午前中で要件を満たすところまでこぎ着けたという、嬉しい誤算が発生したところです。
時間にかなりの余裕ができたことで、終了までにどんな機能を追加していくかというアイデアを出すことができました。
結果的に当初想定していたアプリよりもかなり作り込みができたことで、開発体験としても非常に有意義な時間となったと思います。
過去のハッカソンではこの開発時間の逼迫が話題になっていたこともあり、開発時間の延長もやむなしか⋯!と予想していたところでしたので、AI導入による開発のスピードアップはこんなところにも恩恵をもたらしてくれていますね。
▼開発時間の逼迫が話題となっている、過去の記事はこちらから
blog.adglobe.co.jp
成果物発表
いよいよ成果物の発表です。
なんと、今回のハッカソンでは、両チームともRAG(*2)を開発しました。
仕込みとかは一切なく、完全に偶然でした。
各チームでアプローチが異なるRAGを以下、ご紹介です。
チームA
アプリ画面

アーキテクチャ

総評
検索フォームからGoogleドライブ上のファイルへアクセスし社内の知りたい情報や、
ビジネスで役立ちそうな情報をWeb検索して網羅的に返却してくれるRAGです。
要約をして結果を返してくれるので、ドキュメントの内容理解が捗ります。
それっぽいUIやデザインを迷うことなく実装できたので、非常にそれっぽいアプリになりました。
チームB
アプリ画面

アーキテクチャ

総評
某イルカが登場して検索ワードから関連性の高い社内情報を提供してくれるRAGです。
コンテキストの一致率をパーセンテージで示してくれるので、
欲しい情報にスムーズにアクセスできそうなところが魅力的です。
個人的にUI込みでめちゃくちゃ面白いなあと、発表時に感動していました。
振り返り
「楽しかった、またやりたい!」という言葉が参加メンバー全員から聞けた(はず!な)ので、
今回のハッカソンは大成功したと言えます。
次回はエンジニア以外のメンバーも参加しやすいようなテーマにしてみるとか、
ここには書いていない色々な(!)振り返りもありつつ、次につながる発見が多かったイベントになりました。
おわりに
アドグローブ全体では4回目、大阪では初となる単独開催となったハッカソンの紹介でした。
テックイベント、やっぱりいいですね〜。
こうした形で皆さんにイベントの内容をお伝えすることができるのも、やってよかったと思えるところ。今後も何かしらイベントを開催した暁には、ぜひ、ブログで紹介したいと思います!
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!