アプリ開発で最終的にiOS14を非対応にした話

こんにちは。
株式会社アドグローブでアプリエンジニアをしているAです。

最近、担当しているiOSのアプリ開発でiOS14を動作保証から外すことになりました。
「どうしてiOS14を動作保証から外したのか?」今回の記事では、その背景と経緯について書きました。

背景

今回のお話の元となったアプリは、既存のアプリをSwiftUIを採用して作り直すことになったという経緯があります。既存のiOSアプリでは動作要件がiOS13〜iOS15となっていましたが、iOS16に新しく対応するためiOS13以前の動作保証を非対応としました。

  • 既存のiOSアプリを作り直す事になった
  • 開発にはSwiftUIを採用
  • iOS16に対応するためiOS13以前の動作保証を非対応とした

iOS14を非対応にした経緯

開発

開発を進める中で、 AsyncImage、SubmitLabelなどiOS15以降でしか使えない機能があり、
iOS14でのみ実行される処理分岐が大量に発生しました。

テスト

iOS14、iOS15、iOS16で動作検証を行ったところ、iOS14でのみ発生する不具合が多数見つかり
これがiOS14対応を断念するきっかけとなりました。

  • iOS14でのみ実行される処理分岐が大量に発生する
  • iOS14でのみ発生する不具合が多数見つかる

本題

iOS14対応する費用対効果

iOS14の不具合が頻発する中でiOS14対応する費用対効果を考えたところ、「ここまでコストかけてiOS14対応してもiOS17出たら非対応にするんだろうなぁ」という思いが芽生えました。
また、アプリのiOS14使用率をGoogle アナリティクスで確認したところ、ユーザー間の使用率は約1%であることが判明しました。。。

iOS14対応している機種は全てiOS15にアップデート可能

iOS14を非対応とすると、iOS15にアップデートできない機種のユーザがアプリを使用できなくなってしまいます。という事で該当する機種がどれくらいあるのか調査してみたところ、そのような機種は存在しないことが判明しました。

iOS14に対応している機種はすべてiOS15に対応しているのです。

iOS 14 や iPadOS に対応しているデバイス - Apple サポート (日本)
iOS 15 や iPadOS 15 に対応しているデバイス - Apple サポート (日本)

この結果、今回の開発ではiOS14を非対応とすることにしました。
iOS14でのみ実行される処理分岐もまるっと削除され、工程処理もスッキリしました。
めでたし。めでたし。

ちなみに日本でのユーザー数が多いLINEアプリも、最近になってiOS14のサポートを終了したそうです。
LINE、「iOS 14」のサポートを終了 | 気になる、記になる…

まとめ

iOSアプリ開発における対応戦略は、多くの企業や開発者にとって重要な課題であり、悩みの種となっています。

特にiOSはアップデートの頻度が高く、サポートされる期間が短いため、開発者は常に最新のOSバージョンへの対応を追い求める必要があります。しかしながら最新のOSに対応するためには膨大なリソースと時間が必要であり、そのため慎重な判断が求められます。

このような背景から、本記事ではiOS14を動作保証から外すことに至った背景や経緯について詳しく解説しました。今後もiOSのアップデートには注目し、開発者として必要な対応を適切に行っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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